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50代のヘルニアの原因と対策

ここでは、50代におけるヘルニアの主な原因、発症した後の対処法、再発の予防法などについて詳しく解説します。長きにわたる生活習慣の影響が徐々に表れ始める50代。運動不足、肥満、喫煙などの習慣が、50代のヘルニアの主な原因と指摘されています。

50代でヘルニアを発症する原因とは?

運動不足

厚生労働省の国民健康・栄養調査によると、50代の方は、40代以前の年代や、60代以降の年代に比べて、運動不足の割合が高くなることが報告されています。まだまだ仕事が忙しい年代であることから、運動に割く時間を割くことができないことが背景にあるのでしょう。

運動習慣は、ヘルニアを始めとした腰痛全般と密接な関係があることが、多くの研究から示されています。

肥満

椎間板ヘルニアと肥満との関係について、まだ医学的に明らかになったわけではありません。ただし、いくつかの研究によると、肥満が椎間板ヘルニアと関連していることを示唆する報告は見られます。通常体型の方の椎間板に比べ、肥満の方の椎間板は薄い傾向がある、との報告です。

40代以前に比べると、50代は肥満率が上がる年代。ヘルニアとの関連が疑われます。

喫煙

昨今、全年代における喫煙率は下がり続ける一方ですが、その流れの中でも30代~50代の男性の喫煙率は35%程度と、比較的高い数値となっています(JT全国喫煙者率調査)。加えて50代は、喫煙歴の長さの問題が指摘されています。

喫煙と腰痛との関連は、世界中の研究で多数指摘されているところ。喫煙を原因とする血行不良がヘルニアを風発しているのでは、との指摘があります。

ヘルニアを改善する方法とは?

激痛が生じたら安静にする

ヘルニアと思われる激しい腰痛に襲われたら、まずは安静にしましょう。仕事を休むことも、止むを得ません。

いかに激しい痛みの腰痛であれ、2~3日ほど安静にしていれば、痛みが少し和らぎます。痛みが和らいだら早めに普段の日常生活に戻ることで、痛みの改善スピードが上がるとされています。

運動習慣を身に付ける

週に2日程度でも良いので、運動をする習慣を身に付けましょう。

体力を激しく使う運動をする必要はありません。ウォーキングやサイクリングなど、続けやすい運動を日常の中に取り入れるようにしてください。

加えて、腹筋や背筋を鍛えることも大切です。昨今、筋肉の量と腰痛との関連性は医学的に不明との指摘もありますが、筋肉の少ない方が重いものを持ち上げれば、腰の骨に負担がかかることは確かでしょう。

肥満を解消する

肥満体型の方は、肥満を解消するよう意識しましょう。

肥満を解消するための近道は、食生活を見直すことです。運動をしてカロリーを消費することも有効ですが、それ以上に、食生活を見直すことのほうが肥満解消法としては効率的です。

特に意識すべきは、炭水化物の摂取量を減らすこと。米、パン、麺類などの摂取量を減らし、野菜や魚などを多めに摂るようにしましょう。

血行改善を意識した生活をする

長時間にわたり同じ姿勢でデスクワークをしている方は、全身の血行状態が悪くなっています。時々立ち上がってストレッチなどを行うなど、血行改善を促す時間を作りましょう。

もとより、運動不足や喫煙は血行不良を招く大きな要因。運動習慣と禁煙も、血行改善のためには大切な要素です。

それでも改善されず悪化する場合には?

立ち上がれないほどの激しい痛みを生じたとしても、多くの場合、2~3ほど安静にすれば、痛みの状態は少し和らぎます。しかしながら中には、安静にしても痛みが改善されない方や、むしろ痛みが悪化してしまう方もいるようです。

安静にしても痛みが緩和されない場合には、外科的な処置が必要な程度までヘルニアが悪化している可能性があります。ヘルニアを専門的に診療している病院を速やかに受診し、医師から適切な処置を受けるようにしましょう。

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