ヘルニア治療における保存療法の種類

ヘルニア治療の保存療法 「鍼」

鍼とは、ステンレス製の極細の針を体に挿入し、筋肉に刺激を与える治療法のこと。筋肉のコリが解消されるため、血行不良を原因とした腰痛・首の痛みなどの解消に有効とされています。なお鍼による施術は、「はり師」という国家資格を取得した者しか行うことができません。国家資格に基づく施術であることから、無資格で行える民間療法に比べ、高い効果が期待できるでしょう。

ヘルニア治療の保存療法 「牽引治療」

牽引療法とは、専用の器具を使用して腰や首などを引っ張ることで症状の改善を目指す治療法。主に病院の整形外科で行われている理学療法の一つです。腰痛全般の症状緩和には有効性が確認されていますが、腰椎椎間板ヘルニアに限定した有効性は、まだ十分には確認されていません。牽引によるストレッチ効果が痛みの緩和に有効、との説があります。

ヘルニア治療の保存療法 「投薬」

椎間板ヘルニアで用いられる薬は、主に鎮痛薬、筋弛緩薬、抗うつ薬の3種類。痛みの緩和に対して鎮痛薬、患部周辺の筋肉の硬直に対して筋弛緩薬、心因が絡むヘルニアに対して抗うつ薬が処方されています。保存療法とはジャンルが異なりますが、2018年5月22日、ヘルニア組織を縮小させる効果がある「コンドリアーゼ」という注射薬が発売されました。

ヘルニア治療の保存療法 「ブロック注射」

ブロック注射とは、痛みの緩和を目的に、患部付近へ薬剤を注入する治療法のこと。炎症を抑えたり神経の興奮を抑えたりなどし、ヘルニアを始めとした様々な痛みの緩和を目指す治療法です。痛みの除去が目的のブロック注射ですが、治療を1~3ヶ月続けることにより、7~8割ほどの患者のヘルニアが治癒するとの報告もあります。

ヘルニア治療の保存療法 「電気治療」

電気治療とは、電気を流すことで患部周辺の筋肉を動かす治療法のこと。筋肉を動かすことで血行が改善され、ヘルニアの痛みが緩和することがあります。症状の程度によるものの、一定の効果は実証されているようです。痛みに対する対症療法となりますが、一時的にでも痛みを取り除きたい方には、有効な治療法の一つと言えるでしょう。

ヘルニア治療の保存療法 「運動療法」

運動療法とは、筋力トレーニングやストレッチなどの運動を行うことにより、ヘルニアの痛みの緩和や予防を目指す治療法です。腹筋や背筋を鍛えることで腰周りを強化し、また、ストレッチを行うことで血行改善から痛みの緩和を目指します。我流で運動療法を行うと痛みが悪化する恐れがあるので、かならず医師や理学療法士の指導にしたがって行います。

ヘルニア治療の保存療法 「温熱療法」

温熱療法とは、痛んでいる患部を温める治療法のこと。ホットパックや赤外線装置を用いて行われます。患部周辺の筋肉をほぐしたり、血行を促したりすることで、痛みの緩和を目指す方法です。なお、患部に炎症が生じている場合には、温熱によって痛みが増す恐れがあるため、治療にあたっては事前の十分な検査が必要。単に患部を温めるだけの治療法ですが、素人が安易に行うものではありません。

ヘルニア治療の保存療法 安静治療とは

医学的根拠に乏しいとされるヘルニアの安静治療ですが、立ち上がることができないほどの激痛を生じている場合、安静にするよりほかに方法がありません。立ち上がることができるまでの間は、自宅や病院で安静にして過ごすようにしましょう。ただし、安静期間が長すぎると、かえって痛みの回復に時間がかかることがあるので要注意。症状が回復してきたら、早めに普段の生活に戻すようにしてください。

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ヘルニア治療の保存療法 生活改善とは

運動不足、肥満、悪い姿勢、ストレス、喫煙などの悪しき生活習慣は、やがてヘルニアを招く大きな要因となります。ヘルニアを予防するため、ひいてはヘルニア以外のさまざまな病気を予防するため、生活習慣に問題のある方は早めに改善を図るようにしたいものです。強い決意を持って行えば、生活改善に費用がかかることはありません。

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ヘルニア治療の保存療法 整体とは

整体によってヘルニアを治すことはできません。ただし、整体によって、ヘルニアに類似した腰痛や首の痛みが改善することはあります。整体での改善が期待できる痛みは、主に筋肉の硬直による血行不良を原因としたもの。正しい姿勢の指導やストレッチの補助、手技、エクササイズ指導などを通じ、実際に腰痛や首の痛みを解消させている方はたくさんいます。

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ヘルニア治療の保存療法 マッサージとは

マッサージのみで、突出した椎間板を元の位置に戻すことはできません。ただし、マッサージによってヘルニア等を原因とした痛みが緩和することはあります。医学的根拠は乏しいものの、マッサージによる血行改善が痛みの緩和につながっている、との説があるようです。腰痛や首の痛みに対する対症療法として、マッサージは有効な手段の一つとなるかも知れません。

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