外科手術

椎間板ヘルニアで行われる手術法

一般的に行われている椎間板ヘルニアの手術法をご紹介します。

LOVE法

一般的に最も多く行われる手術です。全身麻酔を注射、背中側を5~6cmほど切開して脊髄神経を圧迫している髄核を削り取るものです。時間にして30分~1時間ほどの手術で、リハビリのために2週間ほどの入院が必要になります。

経皮的髄核摘出術PN法

局部麻酔をして腰の斜め後ろ側を5cmほど切開して直径4cmほどのX線透視下で背中に管を付け、椎間板内の圧を下げ、神経への刺激を削減し、鉗子を使って髄核を摘出するものです。時間にして30分~1時間ほどの手術で、欧米では日帰り手術として行われています。

内視鏡ヘルニア摘出術MED法

LOVE法の内視鏡を使用したもの。全身麻酔をして背中側を1.5cmほど切開して内視鏡・外筒管を挿入して髄核を摘出するものです。手術は1時間ほどで、1~2週間ほどの入院が必要です。この方法は、徐々にLOVE法から椎間板ヘルニア手術の主流として定着を見せています。

脊椎固定術

「椎間板が機能しなくなった」、「分離症」、「すべり症」、「降圧したことで不安定になった脊椎」に行われるものです。連結している脊椎へ前後方のどちらかから入り、骨移植及び金属による固定をする手術です。手術は3~6ヵ月かけて行われます。

経皮的椎体形成術

1990年代後半から世界的に認められ、日本でも大学病院など一部の医療機関で実施されるようになりました。潰れた背骨に針を刺してそこから特殊な骨セメントを注入して、圧迫骨折している背骨を固める治療法です。手術時間は1時間ほどで、入院は4日ほどで済みます。手術後2時間は絶対安静ですが、夕食は座って食べられるほど劇的な効果が期待できます。全てのヘルニアに適用される訳ではないので、事前にMRI検査を行うことが必要です。