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ヘルニアの切開法には再発リスクがある?

ここでは、ヘルニアの切開法における再発リスク、再発の予防策、再発した場合の考え方について解説しています。

ヘルニア切開治療の再発について

切開法においては、突出したヘルニア部分を摘出しますが、椎間板のすべてを摘出するわけではありません。よって患者は、たとえ完治に近い自覚を得られたとしても、何らかの理由でふたたびヘルニアが突出してくるリスクがあります。すなわち、再発するリスクです。

再発率には諸説あるものの、軽度のものを含めて1ケタ台。「腰椎椎間板ヘルニア診療ガイドライン(改訂第2版)」によると、5年以内の再発率は約5%とされています。

この数字を高いと考える方もいるかも知れませんが、逆に見れば、ヘルニア手術を受けた患者の95%には5年以内の再発が見られないということ。手術を検討している方は、「再発しない患者のほうが圧倒的に多い」と前向きに考えるべきでしょう。

ヘルニア切開治療の再発しないためにできることは

ヘルニア再発の原因は、手術の失敗や体質の違いなどだけではありません。日常生活の過ごし方に原因があり、症状が再発する要素も多分にあります。

術後には医師から生活指導が入りますが、ヘルニア再発を防ぐために、その指導を忘れないよう意識して過ごすことが大切です。

腰に負担のかかる姿勢を取らないこと

ヘルニアの再発予防のため、非常に大事なことの一つが、長く同じ姿勢を取り続けないことです。いかなる姿勢であれ、長時間同じ姿勢のままでいると、少しずつ腰に負担がかかります。座って仕事をする際などは、時々席を立ってストレッチをするなどして、意識的に姿勢を変えるようにしましょう。

また、あぐらをかくことや、前かがみになることも、腰に負担を与えます。掃除機をかける際には、前かがみにならないよう注意しましょう。

物を持つときには注意すること

低い位置にある物を持ち上げる際には、腰を落としてから背筋を伸ばし、ゆっくりと動作を行ってください。

高い位置にある物を取り出す際には、背中を反らないよう工夫しましょう(台に立って物の位置を相対的に低くする、など)。

腹筋・背筋を鍛えること

腹筋や背筋は「天然のコルセット」と言われます。両筋肉を鍛えるために、毎日、腹筋運動と背筋運動を行いましょう。

肥満に注意すること

体重が多ければ多いほど、腰に与える負担も大きくなります。極端に痩せる必要はありませんが、少なくとも標準体重を維持することを意識してください。肥満防止のために暴飲暴食を避け、かつ、毎日適度な運動をするよう心がけましょう。

ヘルニア切開治療で再発してしまったら

上記の注意点を習慣化していても、残念ながら、運悪くヘルニアが再発する方は一定数います。再発した場合には、速やかに医療機関を受診し、次なる対策を検討してもらいましょう。多くの場合、再手術ではなく保存療法で症状が緩和します。

なおヘルニアの再手術は、初回の手術に比べると難度が上がります。よって安易に再手術を勧めてくる医療機関はありませんが、もし再手術を勧められた場合には、他のクリニックでセカンドオピニオンを仰ぐことも検討してみると良いでしょう。

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